はじめてのカスタムIEMの選び方 Part.1 – メリット・デメリット編

こんにちは、RΛPTORです!

DIARYの方では時折登場するマニアックなイヤホン、通称“カスタムIEM”と呼ばれるイヤホンですが、こちらのLIFEHΛCKではそのカスタムIEMの選び方をRΛPTOR流に綴っていきたいと思います。

最後まで宜しくお願いしますね!




▼Ultimate Ears 900 ※現在は900sが後継機として販売中
UE900

▼Ultimate Ears 18Pro (カスタムIEM) ※現在は18+Proが後継機として販売中

さて、まずはカスタムIEMがいかに普通のイヤホンとは違うか、そのメリットとデメリットについて書いていきます。
ここでオーダーするかどうかをはっきりさせるといいでしょう。

 

【メリット】

  • 疲れない
  • 遮音性が高い
  • 音漏れしにくい

【デメリット】

  • 路上での使用は危険
  • 布スレ音対策は必須
  • 避けられない心臓音

 

やはり自分の耳型から作られたイヤホンなので、絶対的な遮音性があります。
ノイズキャンセルなんて毛頭不要。
同時に物理的に耳を塞いでいるので音漏れもしづらく、普通のイヤホンでは諦めていた多少の大音量も大丈夫になります。

そしてそれの恩恵を受けて、イヤホンの持つ本来の音質を外出していても味わうことができます。

あとは何と言っても疲れにくいです。
万人の耳に入るように作られているユニバーサル型とは違い、無理して耳に押し込むこともする必要がないので痛くならず、逆に耳に乗っかる程度のフィット感のイヤホンだと顔を動かしたりすると耳から外れてしまったりすることもありますがそれもなく、まさにいいとこ取りのイヤホンなのです。

 

ただし、やはりデメリットも存在します。

絶対的な遮音性があるということは、外の音が聞こえないということです。
気をつけないと後ろから車や自転車に追突されたり・・・なんてこともあるかもしれません。
出歩くときの使用は十二分に注意が必要です。
はっきり言って、この点に関してはノイズキャンセリング系のイヤホン・ヘッドホンよりも危険だと思います。
メリットがそのままデメリットに直結するパターンのものですね。
ライブユースを主とするメーカーのイヤホンであれば、意図的に外部音を取り入れる穴を開けてくれる(アンビエント)オプションがあるところもありますが、普通はこのオプションは使用しません。

あとは布スレ音です。

ケーブルが服に擦れるとザラザラやゴーゴーといった不快な音がケーブルを伝って耳に入ってきます。
これを布スレ音と呼んでいます。
糸電話と同じ原理で伝わってくるノイズのため回避のしようがなく、耳に完全密着しているカスタムIEMは拾った布スレ音を余すことなく耳に伝えてくれるので(拾ってくれなくてもいいのに)、いかにケーブルを布と接触させない、あるいは布に接触させたままにするかがこの布スレノイズ軽減の鍵になります。

同じ原理で伝わってくる音として心臓の鼓動があります。
これは布スレ音と違い軽減のしようもありません。
音楽を聴いていればあまり気にはならないと思いますが、気になる人は気になると思います。(※個人差はあります)




ここまででいかがでしたでしょうか?

基本的にはメリットの方が大きいはずですが。。。
でもここまでメリットが大きいならば、お高いんでしょう~?

それでは次回は価格面から選び方を攻めてみましょう。

高い方がいい? いいえ、決してそんなことはない!

 

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はじめてのカスタムIEMの選び方 Part.2 – オーダー編