新元号「令和」!
頭文字「R」って、なんかカッコイイ(笑)
兎にも角にも、来月から新時代に突入ですね!
かく言う私は、携わっていた大きなプロジェクトが年度末で終わりを迎え、少しはプライベートが充実するかと思われたところでしたが、いろいろやる気が起きず、いわゆる「燃え尽き症候群」みたいな状態のRΛPTORです。。。
いや、まぁ、あれですよ。
花粉症にも悩まされているので、本当にいろいろと無気力になっているのです。。。
花粉つらい・・・
と、そんな時期もぼちぼち終わる頃になりましたが、JVCさんから面白いものが出ましたね!
イヤホン用イヤピース「Spiral Dot++」!
今までもSpiral Dotというイヤピースが同社から販売されておりましたが、この「++」モデルはその上位のイヤピースとなります。
上位というからには、お高いんでしょ~?
・・・えぇ、高いです。
あのSpin Fitより高いのです!
ノーマルのSpiral Dotは3ペア(6個入り)が1000円程度なのに対し、Spiral Dot++は2ペア(4個入り)が約2700円!
1ペアあたりノーマル比で約4倍の値段がする高級イヤピースの位置づけです。
さすがに値段に引いてしまったので、会社の先輩でそういうのが好きな人を誘い、折半して手に入れてきました!
さて、肝心な音質比較です。もうこれだけのために手に入れたといっても過言ではない。。。
ちなみに、ノーマルのSpiral Dotですが、超ドノーマルな何の変哲もないゴムイヤピースと比較すると、音質はあまり変わりませんが、音を整える、というような効果がありました。
そんなノーマルSpiral Dot(以下、無印)との比較です。
(※注:あくまで個人的な感想です)
▼(左)SpiralDot++ (右)SpiralDot
●音質
無印の方が低音が強く聴こえる気がします。
++に変えるとボーカルが少し前に出てきて、中音から高音にかけてはっきり音が鳴るようになります。
結果として音全体としては芯があってしっかりするので、++を聴いた後に無印で聴くと無印の方が薄っぺらく聴こえます。
とはいえ、やっぱり低音重視の人には少し物足りないかな・・・?
同価格帯のSpinFitと比べると音が柔らかく、耳当たりは非常に良いです。
●実物の質感
無印は普通のゴムですが、++は普通のゴムとソニーのイヤピース「トリプルコンフォート(シリコン)」の中間のような質感の素材でできています。
装着すると、同じサイズのものであっても、無印よりも++の方が若干大きく感じる(同じMサイズでも++の方が大きいと感じる)ので、場合によっては1サイズ小さいものを選んだ方が吉(無印でMを使っているならば、++はMS)かもしれません。
●イヤピース音質比較
<SONY トリプルコンフォートとの比較>
音の傾向は似ているものの、全体的にパワー感はトリプルコンフォートの方が勝る。
トリプルコンフォートの方が高音と低音がやや強めに出ているか。
<AZLA SednaEarfitとの比較>
SednaEariftの方がシャープ。
対するSpiral Dot++はややワイドな音の鳴らし方が特徴。
<茶楽音人 SpinFitとの比較>
高音は間違いなくSpinFit。
元気よく鳴らしたいならSpinFitの方が有利ですが、音量を上げて聴くときは高音の出すぎに注意したい。
その点、Spiral Dot++は音量を上げても耳当たりはやさしい。
(※大音量での長時間視聴は自身の耳のため、また周囲への迷惑にならないよう気を付けましょう。)
●総評
とにかくしっかりした音を聴きやすい音で聴かせることを目指したようなイヤピース。
音質の改善は当然として、音にはトゲがなく、ややワイドに聴こえる割には芯を持っている音で音楽を奏でます。
聴き疲れしない感じの音なので、長時間のリスニングには向いていると思われます。
音質比較も3種ほどやってみましたが、個人的にはSpiral Dot++がいちばん大人しい音だったと思います。
先ほども述べたとおり、とにかく聴きやすい音を目指したような音なので、聞きやすさを省くと特徴が少ないというのも事実だと思います。悪く言うと面白みに欠けるという言い方もできます。その要因の一つとしては、傘やノズルの短さというものあるのかと考察しています。実際に今回比較に用いたイヤピースの中では最も傘もノズルも短い部類に入るイヤピースでした。やはり耳の奥まで直接音を届ける機構が小さい影響は大なり小なりあるのかと思われます。
▼(一番左から)Spiral Dot++、トリプルコンフォート、SednaEarfit、SpinFit
無印Spiral Dotよりは音質は向上しており、良くなっているのは間違いないと思うのですが、例えば5千円前後くらいのイヤホンを使っている人だと、4個入り2,700円ってないわ・・・ってなるのはほぼ間違いない気がする。。。
さすがの私もここまで高価だとあまり強くお勧めできないので、試聴が可能な店舗で試聴してからか、とりあえず種類が豊富なfinalのEシリーズを試されるのがいいかと思います。
とはいえ、ン万円のイヤホンを使っている人でもちょっと狼狽えるかもしれない価格帯のイヤピースなので、どちらにせよ試聴できるなら試聴してから、というのをお勧めしたいところです。イヤピースだと割り切れるか、私みたいに道連れにできる人がいるのなら、まだ手が出しやすいところですけどね。。。
今回はここまで。
新年度ですね! はりきって参りましょうね!