テレビを買い替えた!

TH-50GZ1000

ラグビーワールドカップも終わり、急に冬の足音が大きくなってきた今日この頃ですね。

さて、前回のBDレコーダー買い替えに引き続き、次はテレビの買い替えです!

今まで使用してきたテレビはパナソニックの「TH-P50VT2」というモデルで、3D対応のプラズマテレビです。
これは市場にリリースされた初めての3Dテレビで、名器と呼ばれているんだそうです。テレビを買い替える時に家電屋の店員に「思い切りましたねー(笑)」と言われました。
そんなテレビを手放すのは惜しいですが、10年動いていて、すでに1度基盤交換をしているような物です。増税もありますし(実際に買い替えたのは9月中旬頃になります)、また来年はオリンピックもありますし、ということで思い切って増税前の駆け込みで買い替えることにしました。




こだわりのプラズマテレビからの買い替えなので、個人的に選択肢は有機EL一択です。
それ以外の選択肢などあり得ない!

有機EL(OLED)はプラズマテレビと同じく画素が自発光型の映像パネルなので、バックライト型の液晶パネル(裏からまんべんなくLEDで光らせている)よりもはるかにコントラストが高い映像表現が期待できるのです。

またレコーダーがパナソニック、旧テレビもパナソニックなので今回もパナソニックで行きます。
サイズは50インチから55インチにサイズアップしますが、最近のテレビは額縁がほとんどないので、現物のサイズは新しい有機ELテレビの方が小さいくらいです。

で。

パナソニック有機ELテレビの2019年モデルで注目のモデルは誰が何と言おうと「GZ2000」シリーズ!
2019年の新型有機ELテレビはどのメーカーのも良いものが出揃ってますが、それをひっくるめても「GZ2000」シリーズが注目製品です!(※あくまでも個人の意見です)

GZ2000シリーズはパネル自体はLGのパネルを用いているようですが、モジュール単位で調達して自社チューニング・組み立てを行っており、それまでの有機ELではチューニングできなかった部分までカスタマイズを施すことでこれまでにない映像美を実現しているモデルです。

また音響面でもユニークなスピーカーシステムを搭載しており、テレビだけでも迫力のある素晴らしい音を奏でてくれます。

私の場合、BOSEの5.1chサラウンドスピーカーシステムを使っているのでスピーカーシステムはとりあえずなくていいとして、スピーカーにこだわらない場合の下位モデルに当たるのが、従来の有機ELモデル(FZ950シリーズ)をブラッシュアップした「GZ1000」シリーズになります。
※GZ2000とGZ1000シリーズの間にGZ1800シリーズというモデルがあります。

GZ2000シリーズとGZ1000シリーズの違いは大きくスピーカーシステムの有無と有機ELパネルのカスタマイズで、他の機能はおおよそ同じです。購入サイズは55インチですが、これで価格差が12万円程度あります。
スピーカーシステムは今回無視していいので、画質だけで12万円差の優位性を見出したいところです。
12万円の差はさすがに大きすぎるので、これは即通販はやめて視聴してから決めるしかありません。

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。

本気の選定というのは時間がかかるものです。

いや、時間はかけなくても良かったのかもしれないですが、後悔だけはしたくないので。

即決で後悔しない方法は簡単です。
高い方を買えばいいんです。
金欠になるかもしれないということを除けば、精神衛生上でも良いでしょう。

しかしながらレコーダーも買い換えて増税もあって――ではさすがに今回はこの12万円というのは大きな差額です。
しっかり見極めるため、視聴時間は3時間に渡りました。。。

購入時、意外な伏兵があったのですが、それはFZ950(型落ち)です。
とにかく安いんです。
画質面はコントラストや画面の明るさではGZ1000やGZ2000にやや劣るものの、値段を考えると納得のいくものだったのです。しかしFZ950には4Kチューナーがありません。GZ1000/2000には4Kチューナーが2系統あるので、USBの外付けHDDをつなげておけば4K番組を見ながら裏番組の録画もできるという圧倒的な(?)アドバンテージがあるのです。
ほぼ同時に買い替えたBDレコーダーにも4Kチューナーが1基搭載されていて、テレビ側に無理して4Kチューナーを求める意味はなかったんですが、1基しかないし、圧縮機能もないし、ここはヘタすると後悔ポイントになりかねないので、テレビの4Kチューナーは必要、という判断に至りました。

それで、肝心なGZ1000/2000の比較です。

ベースとなるパネルが同じLGの有機ELパネルで、映像エンジン自体も同じなので、基本的な映像表現や色再現は同じです。デモ映像で流されている映像を見てもほとんどその違いをうかがい知ることは困難です。

さきほど視聴時間は3時間と書きましたが、約1時間ずつ、3店舗を回りました。
いわゆるセカンドオピニオン的なやつを求めて、です。

さすがにずっと見ていると店員が近寄ってきて説明してくれますが、「ほら、全然違うでしょう?!」という店員もいれば、「はっきり言ってあんまり違いは分かりませんよ」と言ってくる店員もいました。

私の感覚の場合はどちらかというと後者です。
確かに、太陽の光がガンガン照り返すような海上の映像や、太陽そのものが映っている映像ではGZ2000はそのコントラスト表現力を発揮します。3店舗回って、薦めて方は違えど共通していたのが、「雪原の映像では、氷の粒が際立つのですごく違いが分かります」というものです。要は、今までパナソニックが強みとしてきた黒の表現に加えて、強い光がある映像、白色の表現を得意としているのがGZ2000です。
もうちょっと強いて言うと、普通の地上波放送はGZ2000の方がまんべんなくきれいだったかな?
しかし逆に言うと、それ以外では違いはあまりないということです。実際のデモ映像ではあまり違いが分かりません。。。
その違いの分かる雪原のデモ映像があればよかったのですが、パナソニックの店員曰く、「N○Kが映像を貸してくれない」のだそうです。なんだそりゃ。。。

海上の映像の差にしても、GZ1000とGZ2000を並べて見て初めて分かるものです。
雪原は、まぁ、確かに真っ白なので「あれば」よく分かったのかもしれませんが、そもそも雪原なんてそんなしょっちゅう見るものでもありません。

スピーカーも確かにテレビ単体から出力される音としてはものすごく迫力もあってよかったのですが、先に述べている通り、スピーカーシステムは別途構築済みでそちらを使うことにしています。
そもそもあの上向きについている「イネーブルドスピーカー」というやつ、天井に音を反射させて立体音響を作り出すというスピーカーが搭載されているのですが、うちの天井は斜めなのよ・・・

やはりスピーカーシステム抜きにして画質だけで12万円の差を見出すことは出来ず・・・

選んだのはTH-55GZ1000!
納品後は意外と何の後悔もなく。(ヨカッタヨカッタ

雪原のデモ映像があったら、迷っていたのだろうか。。。
当分はテレビコーナーに近づかないことにします(笑)




先に買い替えていたBDレコーダーとも接続し―・・・


UHD BD再生させても2Kになる?

あ・・・
BOSEのスピーカーシステム、4K対応してない・・・

うぐぅー・・・


ん?
SCZ2060って、HDMI出力が2系統ある?!
片方は音声専用?!

HDMIケーブルは2本使うことになりましたが、テレビへ直接接続するHDMIケーブルとスピーカーシステムのアンプ部へ入力するHDMIを分離することでUHD BDの4K描写ができるようになりました!

スピーカーシステムを持っている人はレコーダー選びの際はHDMIの系統数も気にした方がいいですね。

 

Panasonic 有機EL GZシリーズ
■55インチ

■65インチ