ポータブルオーディオ。通称ポタオデ(?)。
いわゆるウォークマンとかiPodなどの音楽プレーヤーや、音楽を聴くスマホのことを言う。
そんなポタオデもかなり高級なものが登場しており、10万円オーバーの音楽プレーヤーもザラに存在する世の中になっています。
それもすべてはいい音を外で聴くため――
・・・なんだが、意外と周りの共感が得にくいのも事実でしょう。
というのも、「音楽が聴ければいい」、誤解を恐れずに言えば「音が出ていればいい」と考えている人が結構多いのだ。
この記事を見ている人の中には共感してくれる人も多いだろう(と思いたい)。
というのも、音楽プレーヤー自体も新製品が出る度に音質が向上しており、かつ最近のウォークマンなどを購入した際にはそこそこいいイヤホンが標準で同梱されていたりするので、普通に音楽を聴く分には困ることはまず無いのでしょう。
しかしだ。
お手頃音楽プレーヤーを使っている人でも「もっといい音を!」と考えている人はいるはずだ!
というわけで、今回は「はじまり編」ということで、何をどうすれば音が良くなるか、少し言い方を変えると「何をどうすれば音が変わるのか」を思いつくところで書いていこうと思います。
そもそも音が聴こえるまでにはどういうプロセスがあるのか、というところを考えていきましょうか、とりあえず。
※ワイヤレス(Bluetooth)は今は考えません。
- 音楽プレーヤーがバッテリーから電源供給を受けて動く
- デジタル音源(MP3など)を読み込む
- デジタル音源を補正する(イコライザなど)
- デジタルをアナログに変換する(DAC)
- アナログ音源を補正・増長し、イヤホン目がけて出力する(アンプ)
- 音がケーブルを通る
- イヤホンから音が出る
- 音がイヤピースを通過する
- 聴こえる!
ざっくりこんな感じでしょうか?? 一部順番が微妙だったり表現がアレなところはあるかもですが、とりあえず勘弁。。。
このプロセスを眺めると、1~5は音楽プレーヤー、特に1・4・5はハード、2・3はソフトウェアのプロセス、6はケーブルのプロセス、7はイヤホンのプロセス、8はイヤピースのプロセス、9は耳のプロセスと言えます。
『どうすれば音が変わるのか』、という問題は『上記のプロセスに対してアプローチをかければ音は変わる』というのが答えになるでしょう。
というわけで、ここからはRΛPTORの独断と偏見と経験に基づいて、音の変え方やコスト、難易度といった観点から音の変わり具合を評価してみたいと思います。(※あくまで個人的な意見です。そして星の数は相対的な評価です。なお☆はちょっと常識外のものを考慮した場合、ということで。)
- 音楽プレーヤー(ハード)
対策1:音楽プレーヤーの買い替え
コスト:★★★★★
難易度:★
変化度:★★★★★対策2:ポータブルアンプ(通称:ポタアン)を追加する
コスト:★★★★
難易度:★★★
変化度:★★★★★(迫力が増すか、根こそぎ変わるか、繋ぎ方に依るかも・・・)
- 音楽プレーヤー(ソフトウェア)
対策:イコライザを最適化
コスト:-(イコライザ機能さえあればお金はかかりません)
難易度:★★★★★
変化度:★★★★
- ケーブル
対策:リケーブルを使用する(リケーブルに対応したイヤホンである必要があります)
コスト:★★★☆☆(ピンキリ、かつオカルト色が強くなってきます)
難易度:★★★
変化度:★★★
- イヤホン
対策:イヤホンを買い替える
コスト:★★★☆☆(最近は想像以上の進化を遂げておりますよ。値段もね。。。)
難易度:★☆☆(量産モデルにする? それとも、オーダーメイドしちゃう?)
変化度:★★★★★
- イヤピース(カナル型イヤホンについているあのゴムのやつです)
対策:イヤピースを買い替える
コスト:★☆
難易度:★☆☆
変化度:★☆
- 耳
対策:若返る(若いころの耳が・・・ヘヘヘ)
コスト:???
難易度:???
変化度:???
最後の「耳」についてはもうどうしようもありません。。。こればかりは老化という生理現象に打ち勝たねばなりません。 ちなみに私は今17,500Hzくらいまで聞こえます。都会のビル前で鳴っているモスキート音がうるさくてたまりません。。。
ちなみに30歳をとうに過ぎました。よく聴こえている方ですよ、きっと。
他のものについては、音楽プレーヤー(ハード)やイヤホンのように買い替えてしまうのはすこぶる簡単ですが、コストもかかります。
ケーブルの交換はコストもさることながらマニアックな分野に足を踏み入れることになります。それに知識もある程度必要です。
イヤピースの交換は、意外かもしれませんが、わりと音が変わります。
買い替えになりますが、コストもそれほどかからないので、使っているものを無くしてしまったタイミングで変えてみるのは手かもしれません。
で、一番コストがかからない方法、それはイコライザ調整です。
標準でもいくつかパターンがあらかじめ登録されている機種は多いはずです。(ロックとかジャズとかボーカルとか)
それに加えて、自分でアレンジした設定を登録できるはず。それを細かく、自分好みの設定を探すのです。地味な作業ですが。。。
はじまり編はとりあえずこれくらいで終了!
次回はこの「イコライザ」をいじってみましょう。
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