コブクロさんの音作り

JVC WoodCorn Speaker

さっきテレビを見ていたら、「関ジャム」という番組でコブクロさんが音作りについて熱弁されておりました。

途中から何となく見ていたので情報としては中途半端ですが、すごく共感しましたので、備忘的な意味も兼ねて記事にしておきたいなーと思います。




・音楽を聴くということ

「音楽の音」は右の音と左の音で作られる音で、本来は2次元(平面)でできているものなのだそうです。
まぁ確かに、音楽を聴くときはヘッドホンにしてもイヤホンにしてもLとRしかありませんし、当然と言えば当然です。

でもそこをエンジニアの持つ技術によって立体感を持った音に仕上げる、とのこと。

ボーカルは中央手前から、ドラムは中央後方から、アコギは右ちょい前方(だったかな?)にくるように、といった感じに仕上げるのだそうです。
(うろ覚えで申し訳ない。。。)

ここはイヤホンやヘッドホンにこだわりを持って音楽を聴いている人の言うところの「音場」の再現につながってくるのだと思いました。

 

・サラウンドとの違い

音楽には基本的にサラウンドという概念はありません。

映画はサラウンドで後ろから前へ音が移動するなど臨場感を生むためにサラウンドが使われますが、音楽に限っていうと、「正面で演奏しているものを聴く」という状況しか基本的にはあり得ないため、2ch、つまりはステレオ音源によって完成されている分野とのことです。

音楽を演奏している中心で聴く、なんてことは通常ありえないので、確かにもっともです。

ちなみに、先に出た立体感を持たせる、というのとサラウンドは全く別の考え方ですよ。

 

・どういう環境で聴けばいいか

オーディオをかじると気になる部分ですが、やっぱりそこは「やる気による」とのことです。。。

収録時のマイクの位置までこだわってレコーディングをして、先ほどの立体感のある音作りもしてまで音にこだわっているのに、CD音源にして音が悪くなり、配信にしてさらに音が悪くなり――、ってなると・・・

要はCDは音が悪くなっていることを知ってほしい、みたいなことを言っていました。

どういう音源で聴くかはそれ以上言及されてはいないようでしたが、どういう環境で聴くかは教えてくれています。

JVCの1Wayウッドコーンスピーカーです。

意外かもしれませんが、これがコブクロさんが作った音をおおよそ完璧に再現してくれるとのこと。
2Way、3Wayのようにいっぱい音が出てくる部分があると、せっかく作った音の定位が崩れてしまうからとのことです。
1Wayだからこそ完全なLR空間となり、再現性は完璧なんだとか。

今私の使っているFitEar TITANはおそらく2Way、UE18Proは4Way6BA、こっそり持っているTechnics EAH-T700とJBL STUDIO 530CH(←これはスピーカー)は2Way・・・

この前エイプリルフールで出てきたJH Audioのイヤホンは64BAだし・・・

何やら今の高級ポータブルオーディオ路線とは相反する感じですが、果たして超多BAは上位機として正しい立ち位置なのか疑問が湧いてきますね。

 

というわけで、すみません、私が聴いていたのはこの程度です。
録画すればよかった(泣)

コブクロさんはピュアオーディオの分野でお話しされていましたが、何が正解かなんて無いですよ。
コブクロさんはコブクロさんの音楽をこういう環境で聴いてほしいというのがあって、私たちは私たちの目指す音を目指して探求を続けていく。
アーティストの方々が推奨する環境を追求するのもまたその人が目指す音かもしれません。