8/7という自分記念日を

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本日8/7、特に何の祝日でもない今日という日。
月曜日だからまた始まる仕事にまみれた1週間にやれやれと思いながら始まる日。

誕生日でもなければ特にいたって普通の日常がやってくる日だが、私にとって8/7は大きな意味のある日。

別に誕生日ではない。

 

死の間際から生還した日である――




2016年8月7日(日) 夕刻。

突如として訪れた胸の痛み、右半身しびれ、右目の視界不良・色認識不能により、自ら119&救急搬送。

血圧は左半身が約140/40(上も高いが、それ以上に下が低すぎる)、右半身が約70/30(低すぎる)。
絶対安静と緊急手術の宣告。

その病名は『急性大動脈解離 Stanford A型』。

大動脈(心臓から送り出される血液が最初に通る体内最大の血管)が裂けたのだ。
それも上行・弓部という、一番裂けると危ないとされる部位だ。

大動脈は3層の組織でできており、2層までの亀裂なら(緊急手術が必要だが)生きながらえることができるが、全て裂けた場合、それが意味するものは即死。病院内で発症しても助からないと言われる危険な病気である。
私の場合は2層が裂け、まさに首の皮一枚で助かったが、それでも余命宣告があったとするならそれは5時間。

夜通し、約8時間にも及ぶ手術が行われ、私の裂けた血管は人工血管に置き換えられ一命を取り留めた。

その後は1か月の入院と1か月の自宅療養。
そして今に至る。

 

術後の検査結果は至って良好。術後1年以内の死亡率○○%というのも乗り切った。
術前は心臓が肥大化していたが、それも元の大きさに戻った。
また以前は異常な食欲があったが、今は少し多めに食べる人程度になってきた。
あと、なぜか風邪をよく引くようになった。。。

 

あれから1年経ってみるとあらゆる物事が元に戻りつつある。
現代の医療技術のすごさを感じるところでもある。

元に戻ったからと言って、健康に気を使わないわけにはいかない。
まだまだ人生は続いていくのだから。

若さに頼り切った生活を一転させたあの日から1年経った今日という日を――
私がリブートを果たすことのできたこの日を祝おう。