シルキーサウンドの極み その2 WAGNUS. Mesospheric

UE18Pro x Mesospheric

3か月も更新をさぼってしまった。。。
モンハンが楽しすぎるのが悪い(笑)




さて、さぼっていた3か月。
同時にあるケーブルのエージング期間だったとも言えるでしょう。
そのケーブルの名は、”Mesospheric”!

UE18Pro x Mesospheric

発売と同時にイベントにて購入して今に至りますが、このケーブルはなかなかすごいですよ~

前回NimbusとPLUNAでシルキーサウンド比較を行いましたが、このMesosphericもシルキーサウンド系のケーブルです。脱シルキーを目指した割には意志が弱かった・・・

(前回)シルキーサウンドの極み WAGNUS. DD.Nimbus vs PLUNA

Floating Sheepとどっちがいいかというところで、脱シルキーを目指すなら間違いなくこっちだったと思いますが、メーカーの紹介文とメーカー独自の自己評価ポイントがFloating Sheepよりも高かったことを決め手として、試聴もせずに購入に踏み切るという暴挙に出てみました。

ちなみに、メーカーの紹介文は以下の通り。

 

(以下、WAGNUS.さんのHPより)
まず、「type “aenigma”」や「type “Noctilucent”」同様に位相特性に大変優れスピード感があります。全体的にバランスが整っている中で圧倒的なワイドレンジとパワフルさを発揮し、中域にエネルギッシュさがあり余裕をもって領域内で響かせています。決定的に違うのは、「Mesospheric」にはエモーショナルな躍動を感じる所にあります。また28AWG線の恩恵により、ただパワーに任せた訳でなくしっかりキメ細かさも保有しているところは「type “Noctilucent”」の無二の性能を継承しています。パワフルさは低音のベースやバスドラ、中音域のボーカルに、キメ細かさは中高域のギターやスネア、高域のハットなどから感じ取ることができます。

「type “Noctilucent”」では深く沈み込むローがかなり特徴的でしたが、「Mesospheric」はもっとミッドサイドで煌びやかなイメージです。煌びやかでありながらダークな質感があり、ウォームさも感じますがどちらかといえばクール寄りな印象です。

また、音量が大きい程に気持ち良くお聴き頂けるスペックとなっていますので、ご使用の際は耳に配慮しつつご堪能頂きます様お願い申し上げます。
(ここまで)

 

Mesosphericを手に入れて使い始めた瞬間からこのケーブルのすごさが伝わってきました。

メーカーが謳うようにボリュームを上げていくとこのケーブルは真価を発揮してくれます。ボリュームで音の傾向が変わるというのは、Nimbus使いの私としてはもうお手の物ですな(笑)
AK380+UE18proでの環境の場合、ボリューム60~105くらいが最も生き生きした音を奏でてくれると思います。

低音域はクリアかつダークさを纏っており、また最もシルキーさを感じることのできる音域です。
やわらかい印象があるにもかかわらず、ボリュームを90以上まで上げると鼓膜を経由して頭が揺さぶられるような重みとアタック感のある低音が出せるようになります。

高音域はクリア・煌びやかな音で、ボリュームを上げてもケーブルの持つシルキーさがさりげなく突き刺さるような高音をカットしてくれているような印象です。

そして中音域は特に存在感が凄まじくなります。
ボリュームを上げれば上げるほど中音域が前に出てきます。またこの音は低音や高音を隠すことはありません。解像度・分解能の優秀さを感じるところです。
ボリューム85前後からクリアさがとりわけ増し、ボリューム110を超えるころにはこの中音域を止める音は何もなくなるでしょう。。。

音の傾向としては、煌びやかな中~高音域があって、さらにそれをシルキーさとダークさのある低音が引き締め、バランスのいい音を作り出しています。
ボリューム70前後を境に、前に出てきた中音域が音全体をけん引し、アタック感が増していきます。
スピード感は可もなく不可もない感じですが、やはりシルキーさの苦手なところで、ダンスやテクノ系音楽の場合だと少々物足りなさを感じることはあるかもしれません。

その他の特徴としては、メーカーの紹介にもあるのですが、取り回しに若干難ありです。
私はなんとか気にならない程度ですが、ケーブルが固いので取り回しは良いとは言えません。
またそのようなケーブルですので、布擦れ音も割と入るためクリップの併用は必須ですが、ケーブルが太く、クリップと単に言っても物を選びます。オススメはFitearのクリップですが、結構ギリギリです。

あとは、ボリュームを上げると良いというところで、インピーダンス高めのイヤホンで使用すると面白いかもしれませんね。Fitear TITANでも使ってみたいところです。

 

今回のケーブルでおそらく私のUE18proのリケーブル探しはひと段落しそうです。。。
ただ、UEはコネクタが”UE Super Bax”とかいうコネクタに変わったので、もしも今のコネクタが壊れたときが正念場ですかね。
なんでもこの”UE Super Bax”、相当細いそうで、今後リケーブルの種類が出そろうかどうかがあやしいとの情報もあって、本当に今使っているものが壊れたときが心配です。まぁコネクタがヘタるまでは2年以上はあるでしょうが。。。 せっかくqdcの登場でUE2pinが少し盛り上がってきたところだったのに・・・

さて、次はヘッドホンのリケーブルネタで行きたいと思います!
次は遅くとも1か月以内には更新したいなー。。。