Technics EAH-T700用リケーブルを作る ~準備編~

Solder

先日、GODZILLA-決戦機動増殖都市-を観てきました。
まぁ今までのゴジラの常識だけだといろいろと規格外な映画ですが、ちゃんと背景が分かっていれば面白い映画だと思いました。ただし1作目の怪獣惑星は観ておかないと、前半はゴジラが全く出てこないので面白くないかも。。。

Godzilla=Earth Miniature
@TOHOシネマズ・新宿

 

さて、今回はヘッドホンリケーブルです。
そして初のケーブル自作に挑戦です!




ヘッドホンはテクニクスEAH-T700です。

T700のリケーブルは探せばあることはありますが、高価になりがちで、そもそもヘッドホン用のリケーブルが少ないのでイヤホンと違って探しにくいのが実情です。

『ならば自分で作ってしまえばいいじゃない』

ということで今回の自作に至ったわけです。

とはいうものの、完全素人なのでまずは準備から始めます。

 

T700のリケーブル作成の前に、いろいろ工具が必要です。
とりあえず以下のものを用意しようと思います。

・・・とりあえず形から入る人なのでいろいろ揃えてみることにしました。

●ニッパー
●ケーブル固定用クリップスタンド
●電圧計
●半田ごて
●ホットボンド

ニッパーは100均ものからの新調です。100均はまったく切れ味がなく、銅線を切れるありませんでした。。。

ケーブル固定用のクリップスタンドは、ケーブルを固定して半田付けしやすくするための物です。
↓ こういうやつ
CLIP

電圧計は通電やショートしてないかどうかを確認します。要は導通チェッカーです。
とりあえず、動けばいいかな?

半田はオーディオ用を調達するとして、半田ごては悩ましい工具です。
学校などで使ったことがあるであろう半田ごてはただただそういうものだと思って使っていましたが、いざ自分で買ってこようと思うとその種類に悩まされます。消費電力?小手先の温度? え、なに、あれにそんな要素があるの?
安もんでいいやーと思って30Wで1000円弱の半田ごてを用意。(これが後に後悔を招くことに・・・)

Solder

最後にホットボンド。
これが最もなぞの工具でした。普通に生活しているとこれを使うシーンがないので完全に手探りの状況。
ただのボンドではなく、ボンドの棒を熱して溶かして塗りつけるという感じの接着剤で、絶縁性があるという。
半田付けした後にホットボンドで固定すると他の端子と接触してショートしなくなるというのだ。

HotBond

だが、こんなもので絶縁とはにわかには信じがたい・・・ ボンドってそんな絶縁性があるんだっけ?

というわけで、検証。
適当な金属棒に電圧計をセットして導通チェック。その後適当にホットボンドを垂らして、固まったボンド上から電圧計で再度導通チェックするという流れで行きます。

これがホットボンドを塗布する前の状態です。
電気が通っていてこの棒の抵抗値が表示されています。

HotBond non-Isolation

次に、黒い棒を乗せていた方にホットボンドを塗布します。
ホットボンドは写真のような塊を形成し、すぐに固まります。
それで先ほどと同様にして導通をチェックします。

HotBond Isolation

するとどうでしょう。O.L.(オーバーロード:導通してない)と表示されたではありませんか!
これで安心してホットボンドが使えますね!

 

とりあえず、これで準備は整いました。
さて、これでT700にふさわしいガチなリケーブルを・・・

と高いケーブルで失敗すると嫌なので、低予算で試作品を作ってみようと思います。
次回、試作編。