社会人となる大学生よ、卒論作成はパソコンで!

Keyboard

私が社会人になってそろそろ10年ほど経つ今日この頃ですが、今年配属されてきた新人くんとのジェネレーションギャップが凄かったんです。。。

それは、その新人くんとスマホのキーボードの話題になったときのことです。




私は今iPhoneでQWERTYキーボード(ASDFG・・・と並んでいる普通のパソコンのキーボード)にして、両手でローマ字打ちをしています。この記事も大半はそうやって入力しているものです。(最後の体裁の調整はパソコンでやっています)

元々Blackberry というスマホを使っていて、あの物理キーボードを愛用していたのもあって、今更フリック入力ができない体になってしまったようなのです。一応2ヶ月ぐらい慣れようとフリック入力し続けた時期があったんですが、ダメでしたので、諦めました。

で、一方の新人くんですが、フリック入力しか使わないと言うのです。
それ自体は別に気にはしないのですが、この子、大学の卒業論文もフリック入力で書いていたというのです!

今の大学生ってそうなんですかね?! そうだとすると、こんなところでまさかのジェネレーションギャップです。
パソコン離れが顕著という話はニュース等で聞いていましたが、フロッピーディスク知りません、って言われたとき以来の衝撃です!

話を聞くと、iPhoneにWordをインストールして卒論を作成し、出来上がったら大学のパソコンにコピーして提出していたとのこと。図などもiPhoneで作っていたのだとか。
※Microsoft Office Word, Excel, PowerPointはiPhoneであればライセンス的には無償で使用できます。iPad は不可(ライセンスが必要)。使用デバイスの画面サイズでライセンス形態が異なります。

そのおかげでフリック入力はものすごく得意となったようですが、代償として今の社会人生活がきついと言っています。

支給されるのは普通のパソコンで、キーボードは当然QWERTYキーボードです。
大学時代にまともにQWERTYキーボードを扱ってこなかったおかげで打てないのです。

でしょうね。
おそらく、これからもっとこういう子が社会人になっていくのでしょう。

 

それはさて置くとして、ブラインドタッチできるようになれとは言いませんが、やっぱりQWERTYキーボードにはある程度慣れてもらわないとお互い困るシーンは出てくると思います。

先ほども少し触れたように、会社で支給されるのは大抵普通のパソコンです。
タブレットかもしれませんが、Windows PCだとソフトキーボードもQWERTY配列でしょう。

それにセキュリティ問題もあります。
新人くんのITリテラシーがどれほどのものかは知りませんが、少なくとも自分のスマホを会社支給のPCに繋いでいい時代ではもはやありません。USBメモリやSDカードなどの接続なんてもってのほかです。

顧客情報◯◯万件流出なんていう事件を聞いたことがあるでしょう。
あれをやらかした人は大概自分のスマホやUSBメモリを会社の機械に繋いじゃった人なんですよ。
反省文だけで済めばよっぽど優しい会社ですが、クビにされた上に会社から訴訟を起こされて自殺したくなるような損害賠償を請求されることだって十分考えられます。

だからこそ、会社の書類は会社から支給されたPCで作る必要があるのです。というか、自分の身を守るためには会社のPCしか使えないような時代になっているのです。

半ば大げさに映るかもしれませんが、割とリアルなので、そういう意味でも学生時代にある程度はQWERTYキーボードに、というかパソコンの扱いに慣れておいて欲しいわけです。
大学で指定されたPCを購入する人も多いでしょうから、放置せずMOS (Microsoft Office Specialist) 取ってやるぜ! というくらいの意気込みで使い倒した方がよいと思いますよ?
マイクロソフトのOfficeスキルはあっても絶対損することはありません。




Excelでお手製のゲームを作ってみるのもいいかもしれません。私が大学生の時、Excelでテトリスを作り上げたツワモノの後輩がいました。
イヤというほどプログラミングで入力が必要でしょうから、1つ目のブロックをちゃんと思い通りに落として来れるようになる頃にはいい感じにパソコンに慣れているでしょう。まぁVBAを覚える手間はありますが。。。

そんなわけで大学生諸君よ、パソコンスキルは大学にいる間に多少は身につけておくことを勧めますよ!