オーディオをやっているとそのうち意識し始める電源ケーブル。
電源ケーブルは、ポータブルオーディオをやっているだけではほとんど触れることのないアクセサリーですが、据え置き型(ピュアオーディオと呼ばれることが多い)に手を付け始めると、何かと変えた方がいいと言われるアクセサリーのひとつです。
しかしながら電源ケーブルは、オススメとされる線材は意外とお値段が張るものです。
少しでもいい物を安く、となると、自作がベスト! というところに行き着くわけですが(私の場合)、一般家庭のコンセントはホットとコールドの2ピンであることが多く、アース用の3ピン目の穴がない、なんてことは普通にあると思います。自作用のプラグはその多くがアースピンを備えていて、壁コンセントに挿せず、安く済ませたいときの障壁にもなりかねません。せっかくいいプラグを使用しても、2ピン変換アダプタを使うと負けた気しかしません。。。よね?
いや、3ピンで使えるようにしなさいよ! という意見もあろうかと思います。もっともだとは思いますが、大人の事情でどうしてもできないこともあるわけですよ。。。 住んでるところが賃貸とかね。。。
その辺りの事情はとりあえず呑み込んでいただいて・・・
その自作用プラグを3ピンから2ピンに改造する方法をご紹介したいと思います。
使用するのは、オヤイデ電気というメーカーの電源プラグです。P-xxx(xxx:数字)というモデル名で販売されています。オヤイデ電気さんの電源プラグは、オススメはしないが一応アースピンが取り外せる、とメーカーの人も言っているので、おそらくそんなに苦労することなく取り外せるのだろうということで、オヤイデ電源製プラグからアースピンを取り外してみることにします。
本当ならば、先日の電源ケーブル自作講習会後に2ピン化のマニュアルをオヤイデ電気HP上に公開すると言ってたと思うんですがね~?(気のせいだったか・・・)
一応先に断っておきますが、作業は自己責任です。
電気を扱う物なので、注意はしすぎてもしすぎたということはありません。
下手をすると火災にもつながりますので、安全に使用できるよう、慎重に、そして最後の導通チェックも確実に実施してください。
さて、この記事ではあくまでも2ピン化を紹介したいので、電源ケーブル作りの方法は割愛します。
オヤイデ電気さんのHPにいいマニュアルがいっぱい掲載されているので、そちらを参照いただいた方が分かりやすいかな。。。
▼過去の自作講習会工作マニュアル(オヤイデ電気さんのHPへのリンク)
http://www.oyaide.com/ja/catalog-download/diy_manual
とりあえず、ピンの横のネジ(2本)を外し、ハウジングを外します。
外したハウジングは邪魔にならないところにどけておいて、ピンがある本体の裏側(電源ケーブルを突っ込むターミナルポケットがある方)のほぼ真ん中にあるネジを外します。(ドライバは先端の大きさがNo.1のものを使用します)
透明な部分が外れるので、これも邪魔にならないところに置いておきます。
で、あとは外側から中に向かってアースピンを押し込むだけです(下の写真でいうと、左から右側に向かって押し込みます)。
簡単に外れます。
あとは逆手順で組み立て直せば、見事2ピン化成功です!
簡単でしょ?
他のメーカーのプラグでも同じ要領でできるかどうかは不明ですが、オヤイデ電気製の電源プラグは(ARMOREDシリーズはどうか知らんが)この方法で外すことが出来ます。
くどいようですが、作業は自己責任の元で行ってくださいね!
電気を扱う物なので注意はしすぎてもしすぎたということはありません。
導通チェックは、アースピンがないのでホットとコールドを間違えないように!